【障害者雇用】受け入れ体制ない数合わせは良くない

「HP見るだけ」緊急雇用の障害者131人退職

【読売新聞】中央省庁による障害者雇用の水増し問題を受け、改正障害者雇用促進法が7日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。省庁が不適切計上をしないよう厚生労働省に調査権限を付与することなどが柱だが、国会審議では、問題が発覚した昨秋以降に採用された障害者2518人のうち、131人が退職したことも明らかになった。専門家は「障害者に定着してもらえる職場づくりが最重要だ」と話す。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190608-OYT1T50157/

『数日間にわたって指示を与えられず、用無しだと感じてしまった」

 5月に国土交通省の出先機関に採用され、同月中に退職した40歳代の女性はこう話す。

 精神障害を持つ女性は、薬品製造会社の嘱託社員として働いていたが、ハローワークの勧めで出先機関に就職した。最初の数日間は資料整理などの指示を受けたが、その後は上司から「ちょっと待っていて」と繰り返された。同省のホームページを見ながら過ごしたという。会社では正社員と同じ経理の仕事を任されていたといい、女性は「(出先機関の)上司は私に仕事を任せるのが不安なのだと感じた。与えられた仕事をこなす自信はあるので、また企業の就職先を探すつもり」と話した。』

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。

これは酷い……。

民間から引き抜き状態になってしまっているとして問題であった国家機関の障害者雇用ですが、内実はこんな感じだった模様です。

完全に水増し批判を受けて、受け入れ体制も整わないまま数合わせの雇用をやったわけですね。

こういうのは障害者にとっても迷惑ですし、国家機関の方でも良くないでしょう。

こういう数合わせありきで簡単に人間を雇用したりする事こそ、一番「障害者雇用」で避けるべき問題なのに、その模範であるべき国家機関がこの体たらく。

今どき地方の中小企業でももう少し受け入れ体制整っていますよ。

「障害者2518人のうち、131人が退職した」というのは明らかに受け入れ体制も採用基準も整っていないで人を雇用したわけですね。

しかも民間企業からの引き抜きにもなってしまうような状態で。

今度はこういうことを繰り返さないようにして欲しいと思います。

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