【発達障害】発達障害24歳男性と「会話」が成立しないワケ

取材を進める中、フミヒコさんの話は、たびたび本題から外れ、脈絡なく広がっていった。

家賃について尋ねたのに、賃貸アパート大手のレオパレス21が冷房を3時間で自動停止する設定にしていた問題や、NHKによる受信料の徴収方法が不満だという話に“発展”していた。また、最近始めたという派遣の仕事について聞いていたのに、なぜか、「今、戦争になったら、自分のような人間は使えるかどうか」について語っている。
(中略)
フミヒコさんと話をしながら、あらためて、発達障害がある人の意思や心情に触れることは、難しいと思った。フミヒコさんの言わんとしていることを、ちゃんと酌み取れているだろうか――。そんなストレスを感じながらも、わかったことがひとつある。それは、話を途中で遮られ、何度も同じ問いかけをされるフミヒコさんもまた、私と同じようにストレスを感じているのだろう、ということだった。
(中略)
今思うと、自分には共感力が欠けていると、初めて感じたのは小学低学年のころ。オランダの元K-1王者、アーネスト・ホーストが大番狂わせの末、4度目のK-1優勝を果たした時の試合を、テレビで見ていた時のことだという。

涙を流すホーストの姿が不思議で、一緒に観戦していた父親に「あいつ、なんで泣いてんの?」と聞いた。父親は「うれしいからだよ」と教えてくれたという。人間はうれしいときにも泣くんだ――。このとき、「うれし泣き」という言葉は覚えたが、その感情は、いまもよくわからないという。
(中略)
高校卒業後に進んだ専門学校時代、教師の紹介で、同級生十数人と一緒にアルバイトの面接を受けたとき、フミヒコさんだけが不採用となる出来事があった。就職活動をしても結果が出ない。もしかしてと、心療内科を受診したところ、自閉症スペクトラム障害と診断されたという。

「個性だと思っていたものが、個性を通り越して病気だったんだと思っただけ」。特段、落ち込むことも、障害がわかってホッとすることもなかった、とフミヒコさん。
(中略)

https://toyokeizai.net/articles/-/258559 東洋経済ONLINEより引用

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。

共感力のなさ。これは発達障害の方だけに関わらず、健常者の方でも多少は経験あるんではないでしょうか。

特に女性は共感力というものを求められる場面が多いので、これがないと結構厳しい感じになりますね。

話が一定しないというのもきついですね。頭の回転はおそらくいいんだろうけど、ズレがあっては会話が成立しません。

お互いにストレスを感じながらの会話。確かに会話成立しませんね…。

私もコミュニケーションをとるのはそんなに得意ではないですが、いわゆる「間」というやつですかね。

空気を読むともいいますが、それをどううまく使いこなせるのかで社会生活は変わっていきますからね。

学生時代は相当ご苦労されたんだろうと推測します。

学生を離れても、社会の場でもかなり辛いだろうと思われます。

伝えたいことが伝わらないというのは、大きなストレスです。難しい問題ですね…

 

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