【引きこもり問題】【8050問題】所得格差の絶望

40代無職と70代無職の親子が「共倒れ寸前」は自己責任か 「7040問題」が氷河期世代を襲う – 「文藝春秋」編集部

「若者に対する雇用環境整備の恩恵は、残念ながら卒業当時が就職氷河期だった現在の中高年、特にアラフォー世代には及んでいない。その結果、現在のアラフォー世代は、氷河期当時のみならず、以後も賃金や雇用の面で恵まれない状況がずっと続いている」

 とくに驚くべきは、「大学・大学院卒の40~44歳の実質賃金(月収)」の年ごと(2004年から2017年まで)の比較だ。「就職氷河期世代」は、以前のどの世代よりも低下しているのである。

「40~44歳の実質賃金は2007年が52.9万円と突出して高い。大部分がバブル経済真っ盛りの超売り手市場の時期に就職できた『バブル世代』こそ、2007年頃の40代前半の人々である」

「ところが2011年以降になると実質賃金は大きく減少し始める。2014年には44.7万円と、40万円台前半まで下がる。2014年の40代前半大学卒は、1992年から1996年に就活した人々が大半であり、ほとんどが氷河期世代である」

 当初、玄田氏は、「この結果を見たとき、私は自分が計算間違いをしたのかと思った」という。というのも、「バブル世代に比べると、給料に実に8.2万円の開きがある。これだけで年収は100万円近くの差だが、ボーナスを含めればその差はさらに大きくなっているだろう」と考えられるからだ。

 それでも「就職氷河期世代」で正社員になれた人は、まだ幸運かもしれない。この世代には、より経済的に困難な状況に置かれている非正社員が多いからだ。

https://blogos.com/article/346206/

そう警鐘を鳴らす玄田氏の「就職氷河期世代を襲う『7040問題』」の全文は、「文藝春秋」1月号で読むことができる。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2019年1月号)

私はもろにこの「氷河期世代」の45歳なのですが、この世代は大学入試も大変高い倍率で苦労した覚えがあります。私は断念して、個人的に好きだったアスキーという出版社に入って、そこで修行させてもらってその後フリーライターになったので、氷河期世代の運命とはちょっと違うかもしれません。

しかし、やはり同世代の人たちが明らかに上の世代や下の世代よりも過酷な労働環境に陥っている人が多いですし、既婚率も低いですし、精神的にも病んでしまった人が多いです。

この世代はもはや40歳を越えてしまって、今の売り手市場になっている雇用状況の恩恵も受けられていないません。

そのため中年引きこもりになっている人も多いです。

なので、このまま無産階級のまま老人に突入してしまい、数が多い老人を国も若者も支えきれなくなって、自分たちが老いて『お荷物』になっていく運命だとわかっていたりもします。

しかし、自分たちが団塊の世代以上の巨大なお荷物になっていくのがわかっていながらも、「でも現状金も資産ないし、結婚もできなかったし、子供も作れなかった……」と諦め始めています。

メディアは老人と若者の事は多く取り上げますが、こういった「金もないし結婚もできないし子供も作れなかった中年」については、スルーされつづけてきました。

最近になってようやく問題が可視化されるようになったか……といった気分です。

「どうにかしろ!」と言われても、若いころは就職氷河期やリーマンショックの時代で雇用の恩恵を受けていないので、「……ごめん自分たちにはどうすることもできません」というしかありません。

困った事ですが、本当にこの世代は全体的に金がないですし、全体的に精神と肉体が病んでいる人が多いです。

現状お荷物でしょうし、このままますます重いお荷物となっていくでしょう。

しかし、本当にどうしようもない。

私などはなんとかして就労支援をうけて社会復帰を少しずつ目指していますが間に合わないかもしれません。

そして世の中にはもっと救われない人は多数いるわけです……。

 

 

 

 

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