【アルコール依存】アルコールと創作活動

 

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。

依然として断酒が続いております。

これでも一応は20年ほどフリーライターをしてきましたし、小説なども2-3出版したりマンガの原作などもいくつか手がけてまいりました。

一応創作活動はしていたといってもいいんじゃないでしょうか?

さて、アルコールと創作活動についてですが、これだけは断言できると思います。

アルコールは創作のインスピレーションには何の役にも立たない!

断言できると思います。

そもそも、私はアルコール依存症でしたが、アルコールを飲みながら執筆をしたことはありませんし、アルコールによってなんらかのインスピレーションをもらったということもありません。

では、なぜアルコールが創作活動に役立つような事が言われたり、創作活動している人がしばしば酒に溺れたりするのでしょうか?

それはですね、創作活動ってだいたいは自分の自信のなさとの戦いなんですよ。

自分の作っているものが正しいのか? ユーザーに届くのか? 売れるのか? 書いていてもさっぱりわかりませんし、たぶん正解なんてないと思います。

しかし、正解がない問いを続けながらも迫る締切や納期、下がっていくモチベーション、どんどん不安や不満が自分の創っているものに襲いかかってきます。

そういうときなんですよ、アルコールの出番は。

アルコールを摂取すると、特に理由もない万能感に浸れます。

その万能感に浸っていると、自分は天才だという錯覚に浸ることができますし、自分の創っているものが傑作だという幻想を抱くことができます。

つまりは、それによってモチベーションを維持して、なんとか作品を「完成」まで持っていくには役に立つんですよアルコールって。

あとは担当編集者や販売したときに襲いかかっている不安や自信のなさも払拭できます。

つまりは、創作のインスピレーションにアルコールが役に立つのではなく、自分の能力や作品に襲いかかってくる自信のなさ、正しいものを創っているのかという不安や不満から逃避することはできるというわけです。

やはり、創作って「自分を信じること」ができないと、なかなか作品は完成させられないものなんですよ。

そういう意味では「自分を信じること」を錯覚させてくれるアルコールというのは、やはり甘美なわけです。

私も執筆中には酒は飲みませんでしたが、編集者に提出した後や作品を発売したあととかの不安や不満を払拭するために酒に頼ったりしていました。

そういう自分の自信のなさや精神の弱さから逃避するたろに使われるのがアルコールであり、創作者がアルコール依存症になりがちなのはそういう所だと思います。

あとは、打ち合わせや営業のときとかにコミュニケーションをとるのにも役立ちましたね。だいたい、創作者ってのはコミュ障が多いですから。

というわけで、みなさんも覚えておいてください。

アルコールはなんのインスピレーションも与えてくれない。

と、むしろ思考が浅くなるので邪魔です。

 

 

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